
ポータルサイトの作り方とは?プロ目線で構築方法をご紹介!
目次
ポータルサイトとは?
ポータルサイトは、インターネット上のさまざまな情報や特定の情報などの入り口の役割をになっているWebサイトのことです。
ポータルとは英語でportalと記述し、訳すと「門、玄関」という意味になります。そのため、特定の情報の入り口というという意味で「ポータルサイト」と呼びます。
さまざまな情報を検索・まとめたGoogle, Yahoo!などのサイトもポータルサイトとも言えますし、特定の情報を検索・まとめたSuumo, 食べログなどもポータルサイトとも言えます。
ポータルサイトの種別
総合型
最新のニュース、交通情報、天気予報、今話題の人気ブログなどあらゆる情報を掲載するサイト。
Yahoo!, Google, MSNなどがこちらにあたります。
地域型
特定地域の観光情報や交流情報などに限定した情報を掲載するサイト。
神楽坂 de かぐらむら、いよ観ネットなどがこちらにあたります。
専門型
不動産、美容院など特定のジャンルに特化したた情報を記載するサイト
Suumo, ホットペッパーなどがこちらにあたります。
クチコミ型
ユーザーが投稿した口コミ情報を掲載するサイト。
OpenWork, 価格.comなどがこちらにあたります。
ブログ型
ユーザーが投稿したブログや記事を中心に記載するサイト。
Ameba, はてなブログなどがこちらにあたります。
ポータルサイトの収益化方法
ポータルサイトの収益化方法は主に3つに大別されます。
掲載課金型
掲載課金とは、企業や店舗の情報を掲載することで、その企業や店舗から月額・年額などで掲載料金をいただくモデルです。
例えば、バイトルのような求人ポータルサイトや、食べログのような飲食店ポータルサイトの場合などは掲載課金となっています。
この収益モデルは、ポータルサイト自体に一定のアクセス数がなければ掲載する企業や店舗側にメリットが少なくなり、成約に至らないケースが多くなります。
広告枠販売・検索上位型
このモデルは、企業や店舗の情報をポータルサイトの特定の位置や、検索した際に上位に出てくるようにして、ユーザーの目立つ位置に掲載することを確約することでその企業や店舗から月額で掲載費用をいただく形になります。
この収益モデルは、ポータルサイト自体に一定のアクセス数がなければ、広告枠・検索異常位に掲載する企業や店舗側にメリットが少なくなり、成約に至らないケースが多くなります。
成功報酬型
このモデルは、企業や店舗の情報を載せるのは無料ですが、そこから店舗への予約に繋がった際や企業の受注に繋がった際に費用をいただく形になります。
この収益モデルは、成約が決まらないと一切収益が入ってこないため、ポータルサイトないでいかに成約率を高める施策を打ち出せるかどうかが大事になります。
広告型(アドセンス)
このモデルは、ポータルサイト内の特定の箇所に掲載しているアドセンスなどの広告がクリックされるごとに収益が発生するモデルになります。
この収益モデルはアクセス数に比例して収益が大きくなっていく傾向にあるため、良質なコンテンツの収集・作成し多くのアクセスを集めることが大事になります。
広告型(アフィリエイト)
このモデルは、ポータルサイト内の特定の箇所に掲載している広告がクリックされ、そこから先のサイトで契約が決まるごとに収益が発生するモデルです。
この収益モデルはアクセス数にも比例しますが、そのポータルサイトに訪問するユーザーの興味関心の高い広告を出すことも大事になります。そうするとコンバージョンにつながる確率も高くなり、収益も得られやすくなります。
ポータルサイトを構築する上で大事なこと
サイトの特性に合わせた収益方法の設定
そのサイトが掲載するジャンルや訪問するユーザーの特性に合わせて収益方法を設定することが大事になります。
例えば、ジモティーのポータルサイトでは取引がほとんど個人ユーザー同士になります。個人ユーザーだと企業よりも課金するのにハードルが高いため無料で使うことができます。
では、どのように収益化を行っているのかというと広告(アドセンス型)モデルで収益を得ています。
上記のように、サイトの特性に合わせて収益方法を設定しないと、収益をあげることができずに撤退しなければならなくなります。
良質なコンテンツの掲載
ポータルサイトの運営にはユーザーに良質なコンテンツが多くあると認識され、アクセス数を多くすることが必要になります。その良質なコンテンツを作るには以下の4つの方法があります。
運営者がコンテンツを作成する
運営者が地道に良質なコンテンツを作成していく形になります。
地域ポータルサイトの場合では、運営者が実際に記事を作ったりインタビューをして情報をまとたり、ライターなどにお金を支払いコンテンツを作成してもらうことなどで運営されることが多いです。
掲載企業・店舗にコンテンツを作成してもらう
ポータルサイトに掲載していただく企業や店舗側で、コンテンツを作成・編集できるようにする形にします。
実際に不動産ポータルサイト、飲食店ポータルサイトでは実際に企業や店舗側でコンテンツを作成することが多いです。
ユーザーにコンテンツを作成してもらう
ポータルサイトにクチコミを掲載していただくようにする形にします。ユーザーにクチコミを投稿してもらった際に、ポータルサイト内に掲載されているクチコミの閲覧が可能になる、アマゾンギフト券がもらえるなどのインセンティブを設定することで投稿してもらうようにします。
企業のクチコミサイトに多いです。
プログラムで他サイトから自動で
掲載する情報が乗っている他のサイトから、プログラムで自動的に取得してそれを掲載するようにします。毎日1回、週1回などの頻度でプログラムで情報を更新、新規取得するなどで情報の鮮度と正確性を担保つことができます。
ポータルサイトを構築する方法
ポータルサイトを構築するには、大きくわけて2つの方法があります。
それぞれの構築手法とメリットデメリットを記載しておきます。
パッケージ開発
パッケージでの開発は、ポータルサイトの共通する機能があらかじめ構築されているシステムをベースにして、ポータルサイトを構築することです。
メリット
初期の開発費用が安くなりやすい
ベースとなるシステムがあるので初期の開発費用が安くなりやすいです。安ければ300万円以下でポータルサイトの構築が可能となります。
初期の開発期間が短くなりやすい
パッケージ開発ではベースのシステムを流用して開発するため、0から構築するスクラッチ開発と比較して初期のリリースまでの時間を短くしやすいです。短くても3ヶ月以内にポータルサイトの構築が可能となります。
デメリット
カスタマイズ性や自由度が低くオリジナリティがなくなりやすい
ベースとなるシステムに導線やデザインなどを寄せなければならず、オリジナリティが出しづらいです。
月額のパッケージ費用がかかる場合がある
月額でパッケージ費用がかかるものもあります。また、利用するユーザーが多くなるにつれて費用が高くなる場合もあり、月の収益の割合に比べてパッケージ費用が高くなってしまう場合もあります。
スクラッチでの開発
スクラッチでの開発とは、0からすべての機能を開発しサイトを構築することです。
ポータルサイト自体に他とは差別化された独自性・強み・特色がある場合に、非常に有効な構築方法になります。
メリット
カスタマイズ性や自由度が高くオリジナリティを出しやすい
サイトを0から構築するため、開発する企業のやりたいことを自由に設計して開発することができることができます。そのため、ビジネスモデル、ユーザーの特性、ポータルサイト運営者の運用フローに沿って導線や機能を作ることができます。
月額のパッケージ費用がかからない
パッケージでの開発は有料のものもあり、月額数千円〜数万円のライセンス費用が必要になる可能性があります。スクラッチ開発では、そのランニング費用がかかりません。
デメリット
初期の開発費用が高くなりやすい
サイトを0から構築するため開発にかかる費用が高くなる傾向にあり、最低でも300万円前後の費用がかかることが多いです。
初期の開発期間が長くなりやすい
サイトを0から構築するため開発にかかる期間が長くなる傾向にあり、初期のリリースまで最低でも3ヶ月前後の期間がかかります。
ポータルサイトを構築する流れ
サービスの特色・強み・独自性を定める
世の中にはすでに多くのポータルサイトが存在しています。その中でより収益が上がるポータルサイトを構築するためには、サービスの強みや独自性が必要になります。
例えば、特定のジャンルに特化している、手数料が他サイトに比べて安い、これまでにない収益モデルなどさまざまな特色・強み・独自性を考えることができます。
開発に着手する前にきちんと整理しておくことで、特色・強み・独自性に沿った導線設計を行うことができるようになります。
ビジネスモデル(収益化方法)を定める
ターゲットが決まったら、そのターゲットが課金したくなるポイントに合わせて課金ポイントを設計することが大事になります。その課金ポイントに合わせて、構築するポータルサイトの特色・強みを考えオリジナリティや独自性を出していきます。特色、強み、独自性のあるポータルサイトを構築しても、ビジネスモデルの設計を間違ってしまうと、収益を得ることができずに撤退することになってしまいます。
各々のユーザーに必要な機能や仕様を洗い出す
収益化方法に応じて、企業が決済したくなるような機能や設計をしていきます。ここで大事なのは企業の採用の成功する同じような種類のポータルサイトでも、収益化方法が違ってくると機能や要件も異なってきます。
例えば、特定の機能を使うためには課金をしていただくのであれば、課金していない企業はその機能を使うことがd系ないというような開発が必要になります。
特に注意するべきは管理者向けの機能
特に見落としがちなのは管理者向けの機能です。例えば、不適切な求職者が登録してきた場合や、不適切な求人が掲載された際に、求職者のアカウントを停止したり掲載を削除しなければならなくなります。
また、成功報酬にも関わらず、企業と求職者がサイト経由で採用にいたったということが把握できる仕組みを構築しなければなりません。
デザインの作成
構築するポータルサイトで表現したい世界観に合うデザインを作成します。また、設計した要件や仕様をデザインとして表します。
システムの実装・開発
システムの実装・開発を行います。
テスト・デバッグ
テストやデバッグを行います。
本番データ入れ込み
サイトを運営するのにあたり必要なデータを入れ込みます。例えば、地域のデータや業界・業種のカテゴリーの登録などが必要になります。
リリース・サービス開始
リリースしてサービスを開始いたします。
ポータルサイトの構築は自作?外注?
ポータルサイトを構築することが初めて、エンジニアではない、WordPress・ノーコードツールに知見がない場合には、システム開発会社や知り合いのエンジニアに構築を依頼した方がよいです。
休日に趣味でDIYをやっている人が、人が住む家を作るのが難しいことや作れたとしても安心できないのと同じように、システム開発でも同じように構築までに非常に時間がかかったり、できたとしてもユーザーに使ってもらえないくらいバグや不具合が起きてしまうなどがあります。
そのため、ポータルサイトは信頼できるシステム開発会社や知り合いのエンジニアに構築を依頼するのがよいでしょう。
ポータルサイトを構築する際の注意点
独自でのWordPress・ノーコードツールでの開発はやめた方がいい
最近ではWordPressやノーコードツールでエンジニアでなくても独自でポータルサイトの構築ができるようになってきています。ですが、それらのツール・技術の知見が少ない状態で複雑なシステムであるポータルサイトを構築する場合には注意が必要です。
WordPressやノーコードツールでポータルサイトを構築すると、追加での開発がしづらくなり機能拡張やユーザーが増えた際にサーバーが落ちるなどの障害が起きる可能性が高いです。
また、そのような状態で開発会社にきた場合には、再度作り直しましょうというお話になることも多いです。弊社がご相談いただく案件の中でも「結局WordPressでは構築できなかった」「ノーコードで作ったサイトが使い物にならない」というお話をいただくこともあります。
独自でWordPressやノーコードツールを使って開発する場合には、「単純なポータルサイトである」「今後の機能拡張は考えない」「機能拡張が必要になった場合には再度作り直す」という前提で開発を行っていきましょう。
外注する場合には企画・設計が弱い開発会社には依頼しない方がいい
開発会社の中にはクライアントから言われたものだけを作るという開発会社が多くあります。企画・設計が弱い開発会社に発注をしてしまうと、構築するポータルサイトのビジネスモデル(収益方法)に適切な設計や導線を作ることができずに、作れたとしても収益がたたずに赤字になって撤退してしまうことにもなります。そのため、費用が少し高くなったとしても企画・設計に強い開発会社に依頼することをお勧めします。
維持費用(サーバー費用)
どのような構築方法でもインフラ代金(ドメイン代、サーバー代、データベース代)などで約3万円が月々にかかります。
ポータルサイトを運営していくには、年間約36万円は最低限確保することが必要になります。
集客に費用や時間がかかる
ポータルサイトを作ったら自然とユーザーが集まってくるかと言えばそうではありません。SEO対策、広告、SNSなどでのユーザーの集客、企業への地道な営業活動などを通して、構築したポータルサイトを利用するユーザーや企業を集めることが必要になります。
さいごに
この記事では、ポータルサイトの作り方についてを解説しました。
ポータルサイトを作り込む場合には、検索機能の詳細化、業種・業界、スキルなどの詳細な情報の登録などが必要になってきます。
しかし、複雑な機能を作れば他のポータルサイトとは違った独自性や強みを持つことができ、差別化に繋がります。
TECH LUCKでは、収益化まで意識したポータルサイトの開発を支援することが可能です。
ポータルサイトに限らず、システム構築やシステム開発でお困りごとがございましたら、無料相談を受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。