決済機能つきのマッチングサイトにおすすめの決済代行サービス5選!
この記事では、マッチングサイトの決済機能の重要性と、オススメの決済代行会社について紹介します。
新規マッチングサイトの構築時に決済機能は重要です。
その機能を考えないと、予想外のトラブルやビジネス成長の障害になる場合があります。
例えば、決済手段としてクレジットカードのみを採用すべきか、または銀行振込も必要かなどが挙げられます。
クレジットカードのみを採用する場合、低い手数料を提供しているPAY.JPがオススメです。一般的な決済代行会社の手数料は約3.5%ですが、PAY.JPは日本でのクレジットカード決済の大部分を占める、VISA・MASTER CARDでは手数料が3.0%です。また、月額費用は無料です。
他にも、サービスが広がり多くの顧客が利用するようになると、注文をキャンセルする人が出てきます。ビジネスが成長するにつれ、返金処理が必要になるわけです。
以上のことから、新規マッチングサイトの構築時、返金処理がスムーズに行える決済代行会社を事前に調べておく必要などがあげられます。
目次
決済機能付きマッチングサイトのメリット
決済機能付きマッチングサイトを構築するに当たり、円滑な事業運営のために決済代行会社を使う必要があります。
決済代行会社とは何かを確認したあと、その後、決済機能付きマッチングサイトのメリットを考えます。
決済代行サービスとは何か、その役割とビジネスにおける価値?
決済代行サービスの価値は、取引先を一本化することで時間と労力を大幅に削減できることです。
引用:sb payment
決済代行サービスとは、企業や店舗がオンラインや実店舗での商品・サービスの販売時に顧客からの支払いを処理するためのサービスです。
クレジットカード、電子マネー、銀行振込、コンビニ決済など多様な支払い方法を顧客に提供することができます。
このサービスを利用することで、企業は決済システムを自ら構築する必要がなく、安全かつスムーズな取引が可能になります。決済代行会社は、支払いの認証、決済の処理、セキュリティ管理などを行い、企業と顧客の間で金銭のやり取りを代行します。
サービスの利便性が向上する
利便性が向上するメリットで、特筆すべきことは以下3点です。
- 希望する決済手段があることで購入者の離脱を防ぐ
- 分割払いの提供による販売機会の拡大
- サービス提供者の売上向上
1. 希望する決済手段があることで離脱を防ぐ
希望する支払手段がないと、ECサイトでは60%以上のユーザーが離脱します。離脱したユーザーは他のネットショップで同じ商品を探し購入するといったアンケート結果があります。
決済代行会社を導入することで、クレジットカード払いや、後払いなど複数の支払いを導入することが可能になります。
引用:SB payment Service
2. 分割払いの提供による販売機会の拡大
決済代行会社導入することでクレジットカード決済が使用できるようになります。
現金が不足している際でも、クレジットカードの分割払いを利用することで、必要な商品やサービスを直ちに購入できます。
高価な商品の場合やサービスの価格帯によっては分割払いの機能が不可欠となることがあります。
3. サービス提供者の売上向上
サービス購入者が離脱をせず商品を購入することでサービス提供者にとっては売上の機会が増えます。特にマッチングサイトにおいては以下の流れが発生します。
ⅰサービス購入者が増える→ⅱ購入者が増えることで魅力的なマッチングサイトと認識され、サービス提供者が増える→ⅲサービス提供者が増えることで、サービス提供者内で競争することで選択肢や質が向上する→ⅳサービス購入者が増える。
このような好循環を起こすため、興味を持ってアクセスをしてきてくれた、購入熱意のある貴重なユーザーを離脱させないというのはビジネスの拡大において非常に重要なことです。
収益の柱の1つになる
例えば、不要な商品を販売する出品者とそれを購入したいユーザーを結びつけるC to Cプラットフォームのメルカリは、販売代金の10%を手数料として徴収しています。
また、Amazonはビックカメラやコジマなどの事業者に販売の機会を提供しています。Amazon以外の事業者からは販売代金の8%から15%の手数料を受け取っています。
このように、決済機能を提供し付加価値を生み出すことで、手数料を収益の一つの柱を築くことができます。
運営者の決済関連の工数が削減できる
決済機能がない場合は、以下の流れが必要になります。
- サービス購入者からの入金を運営で預かる
- サービス提供者に運営が支払う
取引件数が少ない状態では運営者で対応可能ですが、取引件数が増えていくにつれ、入出金に必要な時間も右肩上がりに増えていきます。
また、入出金を人間が実行するとなるとミスが発生します。ミスが発生した際のトラブルで時間を取られます。また、入出金のミスは返金処理など余計な事務作業の発生と、ユーザーからの信用を失うことになります。
決済機能を導入することで、決済関連の作業をアウトソースし、ビジネスの成長に必要な業務に集中することができます。
新規マッチングサイト構築時の決済代行サービス選びのポイント
こちらでは決済代行サービス選びのポイントについて紹介します。
新規マッチングサイトの構築時、ユーザーがスムーズに利用できるよう、適切な決済代行サービスの選択は極めて重要です。
この選定にあたり、本記事では①セキュリティ対策、②初期費用・決済手数料率は安いか ③対応している決済方法がどのくらいあるのか ④導入までの期間を考えてみます。
これらのポイントを踏まえ、最適な決済代行会社を見極めることが、サイト運営の成功に直結します。適切な決済代行サービスを選ぶことで、利用者は安心してサービスを利用でき、運営側も安定した収益と効率的なビジネス運営を期待できます。
新規マッチングサイト構築時の決済代行サービスの検討事項 ①セキュリティなどの安全面の対策は万全か
クレジットカードなどの個人情報を取り扱う決済代行サービスを選択する際は、セキュリティ面の対策が万全であることが極めて重要です。
そのため、決済代行会社を利用する際は、クレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準であるPCI DSSに準拠しているかなど、基本的なセキュリティ対策が施されているかを確認することが重要です。
決済代行会社を利用すれば、顧客のクレジットカード番号管理を全て任せることができます。さらに、決済代行会社によっては、3Dセキュアやセキュリティコード認証などの本人認証や不正検知サービスをオプションで提供しており、強固なセキュリティ体制の構築が可能です。
自社でセキュリティ体制の仕組みを構築することは膨大なコストが掛かります。また、現実的ではないでしょう。また、この仕組みは決済代行という極めて専門性が高い企業が数十年の月日を重ねて改善してきたものです。
安全性の面から考えた場合、決済代行会社の利用料は極めてコストパフォーマンスが良いと考えるべきでしょう。
新規マッチングサイト構築時の決済代行サービスの検討事項 ②初期費用・決済手数料率は安いか
決済代行サービスを選ぶ際に、かかる費用を洗い出し1つずつ検討することは重要です。決済代行サービスでかかる費用は以下になります。
提供されるサービスの機能性とコストのバランスを評価しましょう。また、不要な機能を避け余分な出費をなくすことは必須です。決済代行サービスにかかる費用は1初期費用、2月額費用、3各種手数料の3つです。
1初期費用 初期費用は決済代行サービスを導入するための費用です。 この部分にはシステムのつなぎ込みやテスト、システムを導入する際のサポートなど様々な作業が含まれています。会社により違いはありますが一般的に数万円とされています。また、初期手数料が0円の会社も存在します。
2月額費用 月額費用は決済が行われなくてもかかる費用です。こちらの費用は毎月数千円から数万円程度が一般的です。
3各種手数料 ここの各種手数料というのは以下4点です。 i決済手数料、iiトランザクション費用、iii振込手数料、iv取り消し手数料
i決済手数料 決済が発生するたびにかかる手数料です。売上金額の約3%が相場です。
iiトランザクション費用 売上データを送信する際に発生する費用のことです。例えば、クレジットカードでは信用情報の照会などが行われています。この費用は数円から数十円程度が相場になっています。
iii振込手数料 決済代行会社が事業者に振り込む際の手数料です。数百円程度から数千円が相場です。大きな売上がある場合は振込手数料が無料になることがあります。
iv取り消し手数料 決済処理をキャンセルする費用のことです。1件5円から10円程度が相場とされています。
これら4点のコストを総合して検討し、事業の規模や将来計画に合わせて最も効率的な決済代行サービスを選択することが、コスト効率の良い運営を実現する鍵です。必要機能と費用のバランスを正確に把握し、最適な選択を行うことが重要です。
新規マッチングサイト構築時の決済代行サービスの検討事項 ③対応している決済方法がどのくらいあるのか
決済代行会社が扱っている決済方法は、主に以下になります。 クレジットカード、コンビニ決済、電子マネー、デビットカード、代引き決済、キャリア決済対応、口座振替、あと払いなど 自社のサービスに合わせ、必要なものを選択し、不要なものはコスト削減のため取り入れない必要があります。 例えば、電子データが商品の場合であれば、代引決済などは不要です。また、若年層に特化したサービスであれば、クレジットカードの利用者が少ないためコンビニ決済や電子マネーなどに対応する必要があるでしょう。
他にも、高齢者向けのサービスを提供する場合は銀行振込に対応していることは必須でしょう。 ITリテラシーが高い層だけにサービスを提供する場合は、クレジットカードや他少数の決済サービスがあれば十分でしょう。 自社の提供する商品やメイン顧客に合わせて対応する決済を考慮する必要があります。
新規マッチングサイト構築時の決済代行サービスの検討事項 ④導入までの期間は?
導入期間は決済代行会社により、ばらつきが出ます。システム導入までの流れとして以下の2点があります。
例えば、GMOイプシロンのように審査が早い会社では、最短で翌日に審査結果が出ます。つまり、最短で申し込み翌日からクレジットカードの支払い対応が可能となります。その他、一般的な決済代行サービスでは使用開始するまでに3週間〜2ヵ月程度かかることになります。
早急に決済代行会社と契約する必要がある場合などは、開設までの日数を確認しましょう。ホームページに記載してある情報のみを信じるだけではなく、担当者に連絡することも大切です。自社の商材が審査に時間がかかりやすい商材なのかを確認することができるでしょう。
決済代行会社の業務も波があるため忙しい時期には審査に時間がかかり、業務に余裕があるときは比較的早く審査が完了することなどもあります。
決済機能を導入する上での注意点
次に決済機能を導入する上での注意事項を解説していきます。
ユーザーからの返金依頼に対応できるようにする
ユーザーからの返金依頼の対応の流れですが、以下になります。 1 ユーザーから返金依頼が発生 2 ユーザーと連絡を取り返金依頼の理由を把握 3 事業者が決済代行業者にキャンセルの依頼をする 4 クレジットカード会社が返金処理を実行する
マッチングサイト事業者が実行する業務は「2」「3」になります。 ユーザーから返金依頼を受けた場合には、ユーザーに連絡を取り返金の理由を確認しましょう。 多くの場合、返金依頼は間違って注文した、同じ商品を2つ頼んでしまったなどが挙げられます。この辺りは利用規約などにキャンセルの条件などを明確に書き、返金トラブルがないように事前に設計しましょう。
また、クレジットカード会社が返金処理を実行する前に、ユーザーのクレジット会社の締め日を過ぎている場合はそのまま請求されます。その場合、次回の請求の際に返金処理がされます。返金する際はユーザーに締め日が過ぎている場合は当月は返金処理が行われない旨を伝えましょう。
マッチングサイトを運営する際には、ユーザーからの返金処理対応が発生することを認識しましょう。事前に社内での返金ルールや対応の業務フローなどを明確に決定しておくことをおすすめします。
エスクロー決済へ対応する
エスクロー決済とは預託という意味です。
マッチングサイトを運営するにあたって購入者からの入金を事業者が預かることで、商品やサービスが届いた後に出品者へ支払いが行われるため、購入者は安心して商品を購入できます。マッチングサイトを運営する場合は必須の機能になるでしょう。
引用:メルカリ
おすすめの決済代行サービス
以下におすすめの決済代行サービスを記述します。決済方法は使用頻度の高い代表的なものを記述しています。
Zeus Payment
【特徴】
Zeus Paymentの特徴を一言で表すとしたら、長期にわたって積み重ねてきた実績と信用です。
会社設立から25年以上、これまで導入してきたサイトは14,000を超えます。
【対応決済】
クレジットカード決済、後払い決済、銀行決済、キャリア決済、コンビニ決済、あと払い、など
株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)
【特徴】
株式会社DGフィナンシャルテクノロジーの特徴は豊富な決済ラインアップと総合提案力です。
70種類を超える決済が可能なので様々な対応の支払いに対応可能です。
また、総合提案力も高くサイトの状況を見ながら企画立案運用支援セキュリティ強化なども対応してくれます。
マッチングサイト事業関連の従業員が少ない状態で立ち上げる際に力強いパートナーとなってくれるでしょう。
【対応決済】
クレジットカード決済、後払い決済、 SMS 決済、銀行決済、キャリア決済、コンビニ決済、など
GMOイプシロン
【特徴】
GMOイプシロンの最大の特徴はスピードです。最短で応募から翌営業日に導入が可能です。
また、月額9,980円を支払うことにより月額2980円の手数料3.6%より、2.79%〜3.19%と決済手数料を下げられるのが特徴です。
【対応決済】
クレジットカード決済、コンビニ決済、代引き決済、銀行決済、Yahoo!ウォレット、PayPal、キャリア、電子マネー決済、など
Stripe
【特徴】
Stripeの特徴はA/B テストツールなどに代表される追加される機能です。
例えば、クリエイタープラットフォームの Thinkific は、この A/B テストを通じて BNPL (後払い決済) を提供することで平均注文額が 36% 増加することを見出し、実践しています。
引用:https://stripe.com/jp/newsroom/news/optimized-checkout-suite
ABテストとは、2つのバージョン(AとB)を比較する手法です。目的は、2つのバージョンのうちどちらがより効果的であるかを判断することにあります。Stripeの場合は、AとBどちらが売上がより高くなるかといった内容をテストできます。
また、手数料は一律3.6%となっています。
【対応決済】
クレジットカード決済、、銀行決済、キャリア決済、コンビニ決済、など
PAY.JP
【特徴】
PAY.JPの特徴はクレジットカード決済手数料の安さです。
月額費用無料プランでの場合もvisa master cardの手数料は3.0%となっています。
また、決済はクレジットカードのみに対応です。決済が全てクレジットカードという場合は、手数料の安さから重宝することになるでしょう。
【対応決済】
クレジットカード決済のみ
決済機能つきのマッチングサイトにおすすめの決済代行サービス まとめ
今回の記事で、決済機能を持つマッチングサイトを作る際、決済代行会社の役割とおすすめの会社について説明しました。スムーズな運営と事業の成長、安全性を保つためには、決済代行会社が不可欠です。
オススメの決済代行会社ですが、各社それぞれ特徴があります。自社の状況に合わせて決済代行会社を選択してください。
以下に各社の特徴を再度まとめます。
- クレジットカードのみの決済が必要な場合は手数料の安いPAY.jp
- 早急な導入を導入を求める場合はGMOイプシロン
- ABテストを実行し売上を最大化したい場合はStripe
- コンサルティングも含めて提案を受けたい場合は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス株式会社)
- 25年以上、14,000以上のサイトに導入された信頼と実績のZeus Payment